プログラム

特別講演

勝利をつかむ“最強かつ最高”の 組織づくり

11/28(金)午後 第1会場

座長 関根 信夫(JCHO東京新宿メディカルセンター 院長)
講師 井上 康生(柔道家 東海大学体育学部教授)

会長講演

11/28(金)午後 第1会場

座長 西田 俊朗(JCHO大阪病院 院長)
会長 関根 信夫(JCHO東京新宿メディカルセンター 院長)

理事長講演

11/28(金)第1会場

座長 関根 信夫(JCHO東京新宿メディカルセンター 院長)

講師 山本 修一(JCHO理事長)

会長企画(市民公開講座)

11/29(土)午前 第1会場

座長 関根 信夫(JCHO東京新宿メディカルセンター 院長)

講師 伊藤 亜紗(東京科学大学 教育研究組織 未来社会創成研究院・リベラルアーツ研究教育院 教授)

シンポジウム

シンポジウム1

11/28(金)午前 第1会場

「こんな病院の話が聞きたい」

座長

赤倉功一郎(JCHO三島総合病院 院長)
黒田  豊(JCHOさいたま北部医療センター 院長)

演者

石川 賀代(社会医療法人石川記念会 HITO病院 理事長)
神野 正隆(社会医療法人財団董仙会 恵寿総合病院 理事長補佐)

全JCHO病院院長を対象として、「こんな話を聞いてみたい」という病院を推薦するアンケートを行ないました。最も推薦が多かった2病院の先生をお招きして、取り組みをご講演いただくとともに、意見交換を行ないます。診療だけに限らず、先進的な医療DXの推進、具体的な災害対策など、さまざまなお話が聞けることと期待しています。ぜひ、各病院での運営に活かしていただきたいと思います。

シンポジウム2

11/28(金)午後 第1会場

「病院機能評価、受けた、変わった!」

座長

内藤  浩(JCHO群馬中央病院 院長)
米倉 一郎(JCHO東京新宿メディカルセンター 院長補佐)

演者

森  典子(JCHO清水さくら病院 院長)
馬屋原 豊(JCHO大阪病院 統括診療部長)
久保田 巧(上尾中央医科グループ協議会 総局長)

地域医療機能推進機構(JCHO)では、第3期中期目標を受け、全ての病院が第三者評価の認定に向け取り組んでおります。2025年11月末の時点では43病院が受審しており、12月以降も更新も含め13施設が受審を予定しております。本シンポジウムにおいて、病院機能評価がもたらす有効性を新たな認定病院よりご紹介戴き、情報を共有したいと思います。また、このような活動を継続する意義を理解し、各病院やJCHO病院群において医療の質を更に向上させる体制の構築について意見を交わす場となることを期待しています。

シンポジウム3

11/28(金)午前 第2会場

「地域を’創る’」

座長

衣笠 秀一(JCHO理事)
川田  望(JCHOJCHO横浜中央病院 院長)

演者

決まり次第ご案内いたします。

日常の暮らしを支えながら地域(街)の魅力を高める活動に力を入れ、たとえ高齢者になっても心に叶う希望に満ちた生活が送れる地域(街)づくりを進めるために行政・企業・病院の面から話し合う。行政を代表して消防局からは災害・救急から地域を支える街づくりを、福祉健康センターからは介護が必要になってもその人らしく暮らし、人生最期の迎え方について相談できる地域づくりについて述べ、企業からは明るい健康づくりを、そして病院からは救急と地域医療の重責を担う医師から発言し、医療の在り方から地域(街)づくりについて討論を行う。

シンポジウム4

11/28(金)午後 第2会場

「’その時’の災害医療~現場のリアルと多職種連携の力~」

座長

今泉  弘(JCHO理事)
針  秀太(JCHO湯布院病院 院長)

演者

中島  康(東京都立病院機構 法人本部 危機管理統括部長)
松坂 貴之(JCHO仙台病院 総務課長)
瀬高 香澄(JCHO熊本総合病院 相談役)
小西 治久(JCHO金沢病院 事務部長)

災害は突如として日常を奪い、地域の医療・福祉・社会インフラに大きな負荷を与えます。その時、医療の最前線に立つのは、医師や看護師だけではありません。病院のすべてのスタッフが、それぞれの役割を果たし、一丸となって行動することで、命と地域を守ることができます。そのためには、多職種が連携しそれぞれの立場で「その時」に備えた的確な行動をとれる体制づくりが必要です。
本シンポジウムでは、実際に現場で奮闘したJCHO病院より「その時、現場はどう動いたのか」、「多職種連携の実際」を中心にご発表いただきたいと考えています。そして現場での課題を明確にし、今後の備えと体制づくりの一端を担える討論を期待します。

シンポジウム5

11/28(金)午後 第3会場

「すごいぞ、[創造]支援ツール」

座長

佐藤 秀暢(JCHO理事)
西田 俊朗(JCHO大阪病院 院長)

演者

決まり次第ご案内いたします。

昨今、AI技術は飛躍的な進化を遂げ、医療分野においても様々な目的で活用が検討されており、診療や研究・開発、教育の最前線で新たなシーンを創造するツールとして期待されています。医療の現場で活用するためのAI基盤やサービスを提供したり、AIを活用して現場の変革に取り組んでいる方々の実状をお聞きし、直面している課題にも触れながら、AIを活用した次世代の医療現場のあり方について想像してみたいと思います。

シンポジウム6

11/29(土)午後 第2会場

「医療安全最前線」

座長

山本 圭子(JCHO理事)
古家  乾(JCHO北海道病院 院長)

演者

藤田  茂(東邦大学 医療安全管理部門 准教授)
古家  乾(JCHO北海道病院 院長)
河嶋 知子(JCHO中京病院 副院長/看護部長)
矢野  真(日本赤十字社総合福祉センター)

病院の医療安全を向上させるDXやおひとり様医療安全管理者の業務支援を行うDXなどが開発され、医療へのAI活用も広がりつつある。また、ネガティブ・ケイパビリティの視点を用いたペイシェント・ハラスメント対策も進んできている。医療安全は、全職種、全業務の横断的な取り組みであり、今後、JCHOの目指す良質で安全な医療の提供に向けた医療安全対策の在り方、技術革新への期待や想定される課題、必要な取り組み等について、議論を行う。

シンポジウム7

11/29(土)午後 第2会場

「JCHOブランディング・ストラテジー
 ~組織の価値を“伝える力”に変える~」

座長

島田 陽子(JCHO理事)
中尾  哲(JCHO大和郡山病院 診療放射線技師長)

演者

鹿野由利子(千葉大学医学部附属病院 特任准教授)
園畑 素樹(JCHO佐賀中部病院 院長)
黒川 隆史(JCHO東京新宿メディカルセンター 脳神経内科部長)
中尾  哲(JCHO大和郡山病院 診療放射線技師長)

病院経営が難しくなり病院間の競争も厳しさを増しています。そうした中で重要になるのが、ステークホルダー(患者や家族、医療機関、地域住民など)との良好なつながりを構築し、「受診するならJCHO」「医療連携するならJCHO」といったイメージを定着させること、すなわちブランディングです。2024年度の「JCHO未来ビジョン」プロジェクト後、JCHOブランドの強化がどのように進展したのか、さらにどうしていくべきかを議論します。

部会企画・教育講演

部会企画・教育講演1(看護部会)

11/29(土)午前 第1会場

「認知症の方への意思決定支援」

座長

吉浪 典子
(JCHO東京新宿メディカルセンター 看護部長)

演者

田中 志子(医療法人大誠会内田病院 理事長・院長)

令和6年度の診療報酬改定では、「意思決定支援」と「身体拘束最小化」に努めなければならないことが盛り込まれました。尊厳の保持と自立支援に必要な本人の意思の尊重や意思決定支援の重要性は増し、各病院においても取り組みが進んでいるところです。
しかし、認知症を有する方は言語による意思表示が上手くできないことも多く、また、本人の意思決定を確認することは疾患の進行とともに困難となっていく特性があり、現場では意思決定支援の難しさやジレンマを感じるところです。
本企画は、認知症を有する人を診療している日々の経験から、認知症の方への意思決定支援の実践や身体拘束ゼロの認知症医療・ケアに積極的に取り組み、地域包括ケアステムを展開されている田中先生から「認知症の方への意思決定支援」について学び、明日に活かしていければと思います。
貴重なこの機会に、ぜひ様々な職種の方のご参加をお待ちしております。

部会企画・教育講演2(事務部会)

11/29(土)午前 第2会場

「病院DXに向けた体制づくりと調達のポイント」

座長

魚澤 正克(JCHO星ヶ丘医療センター 事務部長)

演者

決まり次第ご案内いたします。

マイナ保険証や電子処方箋をはじめとする医療分野のDXが政策として進められおり、病院単位でもDXに向けた体制整備が求められている。病院のDXを推進する核となる医療情報システムの調達などDXの体制づくりについて、知見を共有できる機会としたい。

部会企画・教育講演3(リハビリ部会)

11/29(土)午前 第3会場

「リハビリテーション職員におけるラダーの重要性と効果的な運用について」

座長

加藤 秀卓
(JCHO東京蒲田医療センター 理学療法士長)

演者

南里 佑太(北里大学病院 リハビリテーション部 主任)

臨床現場では高度な医療サービスの提供とサービス質の向上の提供が求められています。近年の医療従事者の有資格者数の増加伴い、臨床においては卒後教育の体制整備が求められ、臨床場面における人材育成の教育が重要と考えています。
リハビリテーション部会でも能力を段階的に評価し、質の向上や成長を促すためのツールとして、独自のラダーの作成に取り組んでいます。今回はリハビリテーション職員にラダーについて知識を深めてもらうとともに、普段の人材育成をより一歩踏み込んで考える機会にして頂くために提案いたします。

部会企画・教育講演4(放射線部会)

11/29(土)午前 第4会場

「ここまでわかる!
CT装置ブラッシュアップ講座(日常検査から最新技術まで)」

座長

新津 裕(JCHO東京新宿メディカルセンター 診療放射線技師長)

演者

中野 翔太(キヤノンメディカルシステムズ株式会社 CT営業部)

CT装置は目覚ましい発展を遂げており、マルチチャンネル化による撮像領域増加や高速回転による時間分解能の向上、エリアディテクタによる4次元描出、DECTなど最新技術の開発により、これまでは不可能とされていた領域や病変が描出されるようになってきた。加えてAI技術の進化により様々なケースで利用されるようになった。日常検査に使える有用な技術や、最新CT技術を学び、日常検査への応用や、新規機器導入時の参考となるような講義となればよい。

部会企画・教育講演5(薬剤部会)

11/29(土)午前 第5会場

「地域医療の未来を支える
~病院薬剤師が挑む新たなステージ」

座長

伊藤 典子(JCHO埼玉メディカルセンター 薬剤部長)

演者

濱浦 睦雄(蕨市立病院 薬剤部長)

地域医療において、薬剤師は患者の薬物療法の適正化や多職種連携の要として重要な役割を担っています。超高齢社会の進展や医療の高度化に伴い、薬剤師には在宅医療や地域包括ケアにおける貢献がますます求められています。本セッションでは、地域医療を支える薬剤師に求められる役割と期待について、最新の動向を交えながら、地域医療機能推進機構の薬剤師が地域医療の中でどのように専門性を発揮し、医療チームの一員として地域住民の健康を支えていくべきか、考察します。本講演を通じて、薬剤師が地域医療において果たすべき使命を再認識し、今後の実践に生かしていただくことを目的としています。

部会企画・教育講演6(臨床検査部会)

11/29(土)午前 第6会場

「血液検査パニック値について
~医療事故の再発防止に向けた提言第20号の解説を中心に~」

座長

間島 一貴(JCHO若狭高浜病院 臨床検査技師長)

演者

決まり次第ご案内いたします。

日本医療安全調査機構より医療事故の再発防止に向けた提言の公表にあたり、提言第20号「血液検査パニック値に係る死亡事例の分析」を提言第20号専門分析部会員である一般社団法人日本臨床衛生検査技師会 竹浦代表理事副会長からご解説いただき、患者安全のための血液検査パニック値に関する組織としての取り組みを考えるため提案いたしました。

部会企画・教育講演7(栄養部会)

11/29(土)午前 第7会場

「在宅栄養管理
~シームレスな栄養管理を目指して~」

座長

山田 友香(JCHO福井勝山総合病院 栄養管理室長)

演者

前田 佳予子(武庫川女子大学食物栄養学部食物栄養学科 教授)

「地域の住民、行政、関係機関と連携し地域医療の改革を進め安心して暮らせる地域づくりに貢献する」JCHO理念からも、在宅医療における栄養管理は重要である。令和6年度には退院先の医療機関や介護施設への情報共有のための栄養情報連携料が新設され、在宅支援病院における施設基準にも訪問栄養食事指導提供の体制づくりが求められている。また、在宅医療は、個別性も高く多職種協同で同じ目的に向かうことから医療連携は不可欠であるため、入院から在宅医療へ向けての体制作りのヒントや栄養管理の事例を含めてご教授いただく。

部会企画・教育講演8(臨床工学部会)

11/29(土)午前 第8会場

「臨床工学技士の進む道」

座長

安江 一修(JCHO四日市羽津医療センター 臨床工学技士長)
中井  歩(JCHO東京山手メディカルセンター 臨床工学技士長)

演者

本間 崇((公社)日本臨床工学技士会 理事長/善仁会グループ 相談役)

急性期の臨床の場面で従事する機会の多い臨床工学技士は、地域医療構想による病床整理や急性期病院の経営困難な状況下、今後の医療界の中で生き抜く可能性を模索しています。タスクシフトやDXをテーマに、未来の医療体制を想像して臨床工学技士の活路となる役割や活躍の場を見出せる講演を日本臨床工学技士会長を招いて拝聴したいと思います。

部会企画・教育講演9(ソーシャルワーカー部会)

11/29(土)午前 第9会場

「地域共生社会の福祉の専門性
-次世代のJCHOソーシャルワーカーへ渡すバトン-」

座長

柳田 千尋(JCHO東京山手メディカルセンター 主任医療社会事業専門員)

演者

小山 聡子(東京家政大学 教育福祉学科 教授/日本女子大学名誉教授)

現在は、「地域共生」がキーワードになっており、地域では、重層的支援体制の整備により、支援の在り方の検討が進んでいる。医療ソーシャルワーカーも、社会問題の最前線にたち対応してきたが、病院で対応困難なケースは後を絶たない。それには、ソーシャルワーカーの問題対処能力の向上が必要であり、部会においても取り組みが始まったところである。そこで、今回の教育講演では、医療ソーシャルワーカーとして病院での現場経験を踏まえ、大学において教育、研究を続けてこられた小山聡子教授をお迎えし、現場と研究の二足の草鞋のご経験により編まれた福祉の専門性についてご講演いただき、次世代のJCHOソーシャルワーカーへそれを引き継ぎたい。

部会企画・教育講演10(介護部会)

11/29(土)午前 第10会場

「介護福祉士の専門性とキャリアアップ」

座長

鈴木 亨(JCHO千葉病院附属介護老人保健施設 主任介護福祉士)

演者

決まり次第ご案内いたします。

JCHO職員に限らず、介護福祉士有資格者の職能団体の入会率は2%程度と低い。これでは職能団体として何か提案や制度や法案への意見としても届きにくいほどの数字となっている。また、介護福祉士の資格取得方法は多岐にあり、養成校を得なくても取得ができる状況にある。JCHOは定職率が高く、新しい介護福祉士の教育課程を受けていない職員も多いため、介護過程の展開をはじめ、医療的ケア、多職種協働など新しい介護福祉士の専門性について共通理解を図る。また介護福祉士のキャリアアップを知る機会とする。

部会企画・シンポジウム

部会企画・シンポジウム1(看護部会)

11/29(土)午後 第1会場

「実際どうしてる?身体拘束をやめるための具体策」

座長

柳崎 朱美(JCHO滋賀病院 看護部長)

演者

決まり次第ご案内いたします。

令和6年度の診療報酬改定では、「身体拘束最小化」の基準が設けられ、基準をクリアしない場合には入院料を取得できないこととなる、という大きな見直しが行われました。身体拘束は「患者の尊厳を守れない」「ADL・QOLを著しく低下」させることは明らかですが、実際の入院医療の場や在宅においては日々苦慮している現状はあり、それぞれの取り組みの実際や工夫について共有し、明日からの仕事に活かしていければと思います。

部会企画・シンポジウム2(事務部会)

11/29(土)午後 第2会場

「病院におけるRPAの活用について」

座長

決まり次第ご案内いたします。

演者

決まり次第ご案内いたします。

業務の効率化、省力化は全ての病院が直面している課題であり、定型事務作業を中心にRPAの導入が進んでいる状況である。
本シンポジウムでは、RPA導入の実際や今後の方向性について議論し、業務の効率化推進を検討する機会としたい。

部会企画・シンポジウム3(リハビリ部会)

11/29(土)午後 第3会場

「生産性向上につながる取り組み実践~教育・業務効率を考える~」

座長

瀧 昌也(JCHO中京病院 理学療法士長)
権藤 要(JCHO星ヶ丘医療センター 理学療法士長)

演者

決まり次第ご案内いたします。

リハビリ依頼数、患者の重症度など施設により異なるが、生産性を高めつつ、職員教育、業務改善に取り組み、如何に質を保ちながら単位も取得していくかは各施設重要な課題である。業務改善による生産性向上の取り組み、日常業務の中での職員教育の取り組みなどを報告していただき、明日からの臨床に活かしていきたい、共有できる場を作りたいと考えている。

部会企画・シンポジウム4(放射線部会)

11/29(土)午後 第4会場

「現場の工夫で診断能が向上した症例(CT領域)」

座長

星野 弘(JCHO東京山手メディカルセンター 診療放射線技師長)
定 昭彦(JCHO大阪病院 診療放射線技師長)

演者

決まり次第ご案内いたします。

スピード感が求められる現代医療において、検査後すぐに臨床医に対して発せられるSTAT画像報告の重要性が増している。そのためには学習はもとより、症例の経験と積み重ねが重要である。また臨床現場における工夫で、病変描出能の向上や診断能の向上も期待できる。本シンポジウムでは実症例を交えて、装置搭載されている技術やの活用、実臨床への応用方法を報告体制など、実症例を交えて知識の共有を目的に議論を深めたい。

部会企画・シンポジウム5(薬剤部会)

11/29(土)午後 第5会場

「知って欲しいJCHO薬剤師の魅力!
 地域医療を支える薬剤師の活躍」

座長

片山 歳也(JCHO東京新宿メディカルセンター 薬剤部長)
葉田 昌生(JCHO南海医療センター 薬剤部長)

演者

決まり次第ご案内いたします。

病院薬剤師は、医療チームの一員として患者の薬物療法をサポートし、医療の質と安全性を向上させる役割を担っています。病院という環境ならではの専門性を活かし、さまざまな業務を通じて患者ケアに貢献します。さらに地域医療では「くすりの専門家」としてだけでなく「医療チームのキープレイヤー」としての役割が求められており、多職種と協働しながら地域医療や在宅医療への関与を深め、患者中心の医療を支える存在として進化していくことが期待されます。さまざまな分野での活動を共有することで、薬剤師が地域医療において果たすべき使命を再認識し、今後の実践に生かしていただくことを目的としています。

部会企画・シンポジウム6(臨床検査部会)

11/29(土)午後 第6会場

「パニック値の運用について
 ~パニック値でパニクらないために~」

座長

永井香代子(JCHO人吉医療センター 臨床検査技師長)
相川  功(JCHO二本松病院 臨床検査技師長)

演者

決まり次第ご案内いたします。

病院機能評価や医療安全推進のため、病院規模や特徴の異なる各施設のパニック値運用の取り組みや現状、課題を共有し、JCHOグループ内で標準化を図るため提案いたしました。

部会企画・シンポジウム7(栄養部会)

11/29(土)午後 第7会場

「病棟における管理栄養士の役割~GLIM基準を用いて~」

座長

水谷 規子(JCHO中京病院 栄養管理室長)
東  由里(JCHO星ヶ丘医療センター 副栄養管理室長)

演者

決まり次第ご案内いたします。

令和6年度診療報酬改定により、入院栄養管理体制の栄養評価にはGLIM基準を用いることが望ましいとされている。また、新設されたリハ・栄養・口腔連携体制加算や回復期リハビリテーション病棟入院料1などにおける栄養評価は、GLIM基準を用いることが算定要件とされ、これらの病棟では、専任管理栄養士が栄養管理を実施している。標準的な指標を用いて質の高い栄養管理を行うため、多職種との連携を含めた体制を整備するためにどう取り組んでいるのか、専任管理栄養士はどうように業務を行っているのか、実例や課題を協議し、今後に役立てる機会にしたい。

部会企画・シンポジウム8(臨床工学部会)

11/29(土)午後 第8会場

「手術室従事の先行例を通じてJCHO臨床工学技士の手術室業務を展望する」

座長

田中 伸司(JCHO東京新宿メディカルセンター 臨床工学技士長)
寺島  斉(JCHO北海道病院 臨床工学技士長)

演者

決まり次第ご案内いたします。

近年、急性期病院の経営が困難な上に、少子化に伴う人員確保に苦慮する中、臨床工学部会では、現医療体制を支える手段の1つとして、手術室における臨床工学技士の可能性を模索しています。
臨床工学技士は一般的に、病院機能を問わず期待される業務の1つに医療機器管理があります。この対象となる機器の多くは病棟利用する機器を対象としており、手術室に配備する医療機器の管理が必ずしも充実している状況ではありません。こうした背景には、手術に精通する医師と看護師が構成する手術室という特異的かつ閉鎖的なセクションであることが挙げられます。しかし現代の手術室配備機器は医療の進歩により、より複雑・高度化し、当然のことながら誤った操作や故障の際には、病棟利用機器と比して患者に及ぼす影響は大きくなることから、医療安全上、手術室配備機器に精通するスタッフの確保は重要な要点です。このことから手術室に臨床工学技士を配置することは、これらに効果的かつ、日々の保守点検の充実により、トラブルシューティングの迅速化や、不具合の減少が期待できます。他方では、昨今のタスクシフトの潮流によって、スコープオペレータや麻酔補助としての従事や直介業務に従事する臨床工学技士も現れ、手術室における臨床工学技士のニーズは高まりを見せています。そんな中、施設によっては、手術室に臨床工学技士が参入できていない施設もあります。そこには人員的問題や臨床工学技士の役割の理解が進んでいない等の課題もあります。
これらの状況を鑑みて、臨床工学部会ではJCHO傘下施設の手術室に臨床工学技士関与の推進を目的として、今回、臨床工学技士の専門性を活かしてどのように取り組むことが、経営・施設貢献を実現するのかについて考えます。

部会企画・シンポジウム9(ソーシャルワーカー部会)

11/29(土)午後 第9会場

「JCHOにおけるACP普及への取り組み」

座長

安藤 美紀(JCHO秋田病院 主任医療社会事業専門員)
安田 晴絵(JCHO二本松病院 主任医療社会事業専門員)

演者

決まり次第ご案内いたします。

「地域包括ケアシステム」は、病気や障がいがあっても住み慣れた地域で誰もが自分らしく生きることを支えるもので、地域の特性や規模に応じて展開される。一方、病院、介護施設、在宅ケアの現場では、高齢者等の生と死をめぐる意思決定支援の困難さが語られている。それは、健康な日常生活がいつまでも続くものという人々の願いと、突然訪れるかに見える老いと向き合うことの困難さでもある。
ACPは、人生の最終段階において、最期まで尊厳を尊重した人間の生き方に着目し、本人を主体に家族や近しい人、医療・ケアチームが、繰り返し話し合いを行い、本人による意思決定を支援する取り組みのことである。JCHOでは、このACP普及のため様々な取り組みを実践している。そこで、これらに関連する活動報告を行うとともにこれからの展開について議論を深めたい。

部会企画・シンポジウム10(介護部会)

11/29(土)午後 第10会場

「JCHOにおけるACP普及への取り組み」

座長

水谷 康子(JCHO中京病院 主任介護福祉士)
熊丸 伸正(JCHO久留米病院附属老健 主任介護福祉士)

演者

決まり次第ご案内いたします。

2025年問題で、高齢化はさらに加速するものと思われる。老健及び病院の中で活躍できる介護福祉士とはどのようなものか。病棟と老健と活躍されている介護福祉士の業務などから介護福祉士の専門性を再確認し、ケアの質の向上のために介護福祉士が重視していることは何か、介護福祉士自身が共通認識を持ち、多職種へ介護福祉士の理解と信頼を獲得することで多職種連携の質の向上につなげる。

ランチョンセミナー