会長挨拶
第7回JCHO地域医療総合医学会の開催にあたって
第7回JCHO地域医療総合医学会
会 長 島田 信也
(JCHO熊本総合病院 院長)
第7回地域医療総合医学会は、2022年10月21日(金)、22日(土)の2日間、熊本城ホール(熊本市)の全館を会場として開催させていただきます。
本学会は、当初の開催場所を東京ならびに近郊、それ以降は順次地方開催との方針でしたが、その記念すべき第1回目として熊本をご指名いただきまして誠に有難うございます。
今、日本の重大な問題は何と申しましても、全世界を恐怖と機能不全に陥れた「新型コロナの終息」ですが、2021年初頭から始まったワクチン接種が11月には全国民の70%以上に拡大・浸透したことがこの新型コロナの収束に多大な貢献をしていると考えられ、今後の「新型コロナの終息」に向けて、大いに光明が見えているところです。しかしながら、今後はこの度の貴重な経験を基に、変異・新規ウイルスへの対処も念頭に置いた医療対策を立てていかなければなりません。
そして同時に、新型コロナ禍以前の重大課題であった「人口減・少子化・高齢化の対策」として、特にJCHO職員は少しでも「国や地域に貢献しようとする意欲と覚悟」を持ち、いま流行りのSDGsも念頭に置いて、医療とともに「若い人たちが夢とプライドを持って安心して住み続けられる地域づくり・長寿命のまちづくり」に少しずつでも貢献する義務があると考えます。
その意味を込めまして、今回のメインテーマは「ウイズウイルス時代の『新しい医療と地域づくり』」といたしました。勿論、JCHO職員の皆様が誰でも演題登録できるプログラムも万遍なく準備いたしておりますので、奮ってご応募頂きますようお願いいたします。
熊本の地には、日本でも指折りの自然と文化、即ち、ポスターにもデザイン化しましたが名勝の阿蘇・天草・熊本城があります。また、熊本が誇る山海の美味しい食文化もあり、くまモンも待っています。さらに、皆様が歓喜されること間違い無しの正に超大物の熊本出身の特別ゲストも予定しています。
コロナ終息後を大いに楽しんでそしてゆったりと気持ちよく勉強できる「本当に参加してよかったJCHO学会in熊本」を目指しておりますので、全国JCHO職員の皆様が大挙して熊本の地にお越し頂きますよう、心待ちにいたしております。